北アルプス

1日目|5月末 残雪期の北アルプス 上高地→徳沢園。寒くて寝れない!?

 Fahe

まだ雪が残る5月末の北アルプス「蝶ヶ岳」。2泊3日のテント泊に挑戦してきました!元山岳部の仲間にピッケルの講習をしてもらったり、踏み抜きにビクビクしたり、寒くて寝られなかったり、あの動物に食料を食べられそうになったり?どんな3日間になるのでしょうか!?

1日目のコース 上高地→徳沢園でテント泊。

1日目は朝5時に奈良を出て車を走らせ、あかんだな駐車場に12時半着。 あかんだなからバスに乗り込み上高地へ13時すぎ。そこから徳沢まで2時間歩くだけの、超のんびりなDAY1です。※2日目は徳澤園→長壁尾根をとって蝶ヶ岳でテント泊。最終日の3日目は蝶槍に立ち寄り横尾を通って上高地まで戻ってくる、そんなゆるめの3日間でした♪

 

上高地までのアクセス

上高地へはマイカー規制がかかっているので、長野・松本方面からは「さわんど駐車場(1日800円)」へ、岐阜・高山方面からは「あかんだな駐車場(1日600円)」へ車を置き、そこからバスを利用します。それぞれバスの間隔は30分。チケットは往復で2800円、片道1,500円です。
 Fahe

かかった費用や持って行った持ち物は、最終日3日目のブログで記録してます♪

1日目の記録

残雪期の平日ということで、あかんだな駐車場はガラガラ。ここから乗り込んだのはたった数人のみだった。あかんだな駐車場を出発したバスは「中の湯」→「大正池」→「帝国ホテル」を通過し、最終の「上高地」へ走る。走行時間は約30分。

山の中を走るバスの窓から、北アルプスの山々が見えてくる…!途中のバス停で降りて、梓川沿いを散歩しながら上高地へ向かう人もいたり、逆に途中からバスへ乗り込んで上高地へ向かう観光客もたくさんいて、どんどん賑やかになっていくバス。

上高地到着。

そうこうしていると、あっというまに上高地バス停へ到着!

バス停目の前にある飲み水の蛇口

新鮮なお水をここでしっかりと汲んで。さて、1日目のハイキングスタート!

 

水場の情報

水場ですが、上高地→徳沢までは水の心配は必要ないかと思います。川沿いのエリアなので水が豊富。水道をひねれば飲み水が出てくるし、お手洗いもしっかり水洗。ただ、徳沢から蝶ヶ岳は補給ポイントはなしで、蝶ヶ岳では蝶ヶ岳ヒュッテで飲み水を1リットル200円で提供してくださるので、それを踏まえて徳沢を超えるまでに準備しておく必要があります。

 

バス停を出発し少し歩くと、上高地の象徴となる河童橋が見えてきた。実はわたし、初の上高地!テンションがあがる~!

なるほどな~上高地が人気のワケがわかる。これはすごい景色だ!と感動しっぱなしで、河童橋からまずは明神を目指します。

河童橋から明神へ

河童橋からは、梓川を挟んで二つの道がのびていて、そのどちらもが明神まで続いている。 左岸と右岸。 右岸は距離約3.5kmで所要時間は約70分。そしてメインとなる左岸は距離約3.0kmで所要時間は約60分ということだ。 わたしたちも左岸を選んだ。

1時間ほどで明神へ到着。道中では、この時期になると満開になるニリンソウがいーーっぱい咲いてて癒された。(明神はニリンソウの群生地で有名だそう🌷)

明神にある明神館が見えてきた…

明神には明神館という有人小屋があり、宿泊することができます。売店・綺麗なお手洗い・自動販売機などもも充実しているので、ここで休憩をしっかりとることができます。そんな明神館の目の前からは、そびえ立つ明神岳がしっかり見えます。

そびえる明神岳をバッグに、「穂髙奥宮・参道」の標柱。人気の撮影スポットなんだそう。

明神から小梨平を通り、徳沢まで

ハイキングの恰好でない観光客でもこの明神までは簡単にくることができるが、この先からは「トレッキングエリア」として区切られており、トレッキングシューズの装備などが必要とされる場所になる。

  梓川を横に、ひたすら平坦な道を進む。1日目はほんとに余裕だ!久しぶりのテント装備なので慣らしハイクでちょうど良かった。

 

時々でてくるクマベル。ここに人間がいるよ!とクマに知らせる

徳沢に到着

明神を出て徳沢まで、距離にして約3.7km、所要時間は約60分だった。上高地を出てから明神で休憩をし、のんびりハイクして2時間半ほどで着いた。

徳沢付近もずーっとニリンソウの群生が🌷

 

1日目の宿泊地である徳沢園のテン場。ベストシーズンにはテントで溢れかえるこの場所も、この日はこれくらい。好きな場所でテントを張れたて最高だった。

徳澤園でチェックインを済ます。

テン場は一人一泊1,800円で、お手洗いの使用代も込み。近くには無料の飲み水や自炊場などもあって、テント利用者にとっては至れり尽くせりで素敵な場所…🌷徳澤園の売店で、お土産や、ちょっとした小物やエマージェンシー系も買えます。

 

飲み水・手洗い用、と2種類、ありがたい設備
オシャレな徳澤園のレストラン
お土産が充実して楽しい売店
徳澤園に泊まるならこんな素敵な館内

 

徳澤園では熊の出没あり。食べ物はしっかり管理する

チェックインの時に注意された「熊と人間の安全のために、食べ物には封をしっかりする」という厳しいルール。2020年には、小梨平でテントごと熊に襲われた、というニュースも記憶にまだ鮮明にあるくらいだ。

 

とにかく匂いを出さないように、お互いのためにしっかりと工夫をすることが必要となる。 「気を付けよう!」と胸に秘め、しっかりジップロックの蓋をしめた。

 

そしてテントを設営するときにわたしを襲ったのは、熊ではなくまさかのあの動物だった。

テント設営時、ザックからテントを出すとき、そのほかのザックの中身を地面に出した。ジップロックに入れた食料もだ。

 

その瞬間、どこからか俊足で現れたのが…

 

 

 

そう。 カラスだった。

 

ジップロックをつつく、くちばし!!!その瞬間「やめてーーーー!」と口から思わずでた。大事な大事なわたしの食料を奪わせることはできない!

 

カラスはわたしの叫びに驚き、飛んでった。 破れかけたジップロック。中身はセーフだ!

 

ばい菌などついてないかと、持ってきていたウェットティッシュで袋を拭き、ことは収まった。

 

そうやな~気をつけなあかんのは熊だけじゃない。自然ではいろんな動物がいるよな~と。

 

想定外のびっくり体験だった。

さぁ。あとは晩餐会。

それぞれ持ってきた夜ごはんで、ディナー。時間はまだまだ明るい18時。夜は長いな~。

わたしは、アイラップに入れ替えてきたカレーメシを。テン泊ではなぜか毎回食べたくなるカレー飯♪そして毎回シーフード味。(なぜかアイラップが全然機能せず結局カレーでべちょべちょになってしまう)

 

 

そうこうしているうちに陽が落ち、どんどん寒くなってきた。持ってきてたダウンとフリースを重ねる。

 

わたしは、無事に寝られるのだろうか。去年の木曽駒ケ岳でガクブルで寝られなかったのであの夜を思い出してちょっと不安がよぎる。

 

大丈夫。そのために防寒具もしっかり持ってきた。ダウンパンツも買い足した。テントの中は約7℃。寝るぞ!

 

 

 

ということで、明日は5時起きの計画なので1日目は早めにおやすみなさい…

 

2日目に続く

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