関西

夏の低山暑すぎる問題|関西の避暑地を求めて「みたらい渓谷」へ

「暑い… 暑すぎる…ーーーーー」

 

せっかくの土日だから山に行きたいのに、暑すぎて行くのが怖い!

 

わたしは猛暑にすっかりやられてしまっています。

 

そこでわたしたちはこの夏、関西の「ちょっと涼しいハイキング」で登山欲を解消することにしました。

 

がっつり登山ではないけど、自然に触れられ、なおかつ「ちょっと涼しい」のでストレスもなく楽しめます。

 

この夏、わたしたちは「ちょっと涼しいハイキングコース」に、いくつ出会えるのでしょうか。

 

まず1箇所目は奈良の避暑地「みたらい渓谷」へ!1泊2日で訪れた際のブログです。

みたらい渓谷とは

みたらい渓谷(御手洗渓谷)は、奈良県吉野郡天川村に位置する自然が豊かな渓谷で、関西屈指の清流・山岳エリアとして知られます。

 Fahe

大普賢岳の近くにあるきれいな渓谷です。奈良を代表する大峰山脈のふもと♪

 

エメラルドグリーンの川から始まり、数か所にまたがるダイナミックな滝、ゴロゴロとした岩、つり橋などがあり、夏のアウトドアに人気の場所となっています。

水遊び
ボルダリング

 

奈良市内や大阪市内からもアクセスしやすく、車で2〜3時間ほどで到着できる立地です。わたしが行った7月も県内・県外からたくさんの人が訪れ、キャンプ・川遊び・ボルダリング・ハイキングをしている人たちで賑わっていました。

川沿いを歩く「みたらい渓谷ウォーキングコース」

有名なハイキングコースとしては、下記図の赤色の「みたらい渓谷ウォーキングコース」で、天川村と洞川(どろがわ)温泉を繋ぐ約2~3時間のコースです。どちらをスタート地にしても大丈夫ですが、わたしたちは天川村をスタート地⇒洞川温泉をゴール地にし、最後に温泉に入って帰ろう!と決めました。

※みたらい渓谷は高低差が200mあるため、天川村を起点に洞川地区を目指す歩き方は登りに、洞川温泉から天川村を目指す歩き方は下りになります。

天川村までのアクセスや駐車場情報

天川村をスタートにするなら天川村役場の前にある「天川川合」が最寄りのバス停となります。近鉄電車で「下市口駅」まで来て、そこからバスでさらに1時間ほどで到着。(バスの時刻表はこちら)

車で行く場合も同じく、天川村役場の付近にある「天川村森林組合」を目指します。

 

  • 大阪市内から天川村川合まで約2時間~2時間半
  • 奈良市内から天川村川合まで約2時間
  • 名古屋西ICから約3時間半
    ※みずはの湯方面へは、 五條市からR168経由が便利です。

※駐車場については、2023年までは天川村役場に無料駐車場があったようですが「閉鎖された」との情報が、、、 近くの駐車場の新情報はこちらのホームページに記載されていました。

みたらい渓谷が登山者にも人気な理由は4つある?

  1. 初級〜の登山・ハイキングに適している

    約7kmほどのハイキングコースが整備されており、渓谷沿いの遊歩道やつり橋を歩きながら、大自然を間近に感じられます。標高差はあまり大きくなくルートも明瞭で危険箇所も少ないため、初心者でも挑戦しやすいコースです。ただし岩場やつり橋もあり、適度なスリルも味わえます。

  2. 風景の変化がGOOD

    滝、川、岩、つり橋、森林と、わずか数時間の行程で様々な景色を楽しめるため、飽きがこないのが魅力。カメラやドローン撮影目的の登山者も多いようです。

  3. 夏の避暑地として優秀

    標高がやや高く(660~820m)、なおかつ川沿いで涼しい風が吹くため、真夏でも比較的快適に歩けます。冷たい水に足を浸して涼をとることもでき、猛暑での関西ハイキングに人気です。

  4. 周辺施設が充実している

    「天川村」も「洞川温泉」も、地元グルメが豊富なのも大きな魅力。少し足を延ばせば「吉野」もあります。日帰り・泊まり問わず、登山者が訪れているようです。

 Fahe

結論からいうと、みたらい渓谷でのハイキングは、川岸で日陰になっている区間、滝からの風を浴びられる区間などがあり、思った以上に涼しくて歩きやすかったです。夏の猛暑で「どの山に行こうかな…」と悩んでいる方にぜひ訪れてほしい場所となりました。

ここからは旅の日記です▼

1日目|吉野川の麓で宿泊

奈良の自宅を出て、近鉄電車でまずは大和八木駅へ向かう。いつものお気に入りの焼き肉屋さんで食べ放題ランチ。この為に朝ごはんも抜いた2人。

 

今日は吉野で宿をとっている。前から気になっていたゲストハウスだ。ゲストハウスといっても全部で2部屋、個室だけのゆったりとくつろげるお宿のよう。

 

ランチを食べたら、チェックイン時間に合わせて吉野へのんびり向かう。大和八木からは電車でさらに40分。ほとんど乗客のいないこの電車がすきだ。

吉野駅のひとつ手前、「大和上市」で下車。写真を撮りながらのんびりと宿へ。徒歩で約15分ほど。ちょっと迷子になりながらも、無事についた。

「三奇楼(さんきろう)」さん。もともと料理旅館として使われていた洋風の建物を、ゲストハウスにリノベをされたよう。外観から素敵な佇まいだった。(お宿→三奇楼)

お部屋の居心地が良くて外に行けない

1階にある大きな個室に通してくれた。2人には広すぎるくらいだ。「ではごゆっくり~」と宿主の方が部屋の扉を閉めた瞬間、畳の上にゴロン。

 

リビングにあったご自由にどうぞ…と置かれている本の中から適当に手に取り、部屋に戻ってまた畳にゴロン。お昼寝をたくさんした。

 

 

少し暗くなり始めたところでようやく起き上がり、近所を散策。

この宿の目の前には吉野川が流れている。お盆には、川岸がカラフルなタープで埋め尽くされるくらい、キャンプで人気の川だ。この日も数組、川で水遊びをしていた。

 

近くに夜ごはんを食べられる場所がないので、コンビニで買いこんで、宿のリビングで食べる。宿には共有のキッチンやリビングがあり、すごく便利で居心地もよく、のんびり過ごさせてもらった。

三奇楼の朝ごはんでエネルギーをチャージ

朝ごはんつきのプランで宿泊をした。宿泊料金は2人で10,200円、そして別途600円(×2人分)を追加するとこんなに豪華な朝食がついていて驚く。心のこもったおもてなしが嬉しかった。スタッフさんもすごく素敵な方たちばかり。

日本のおもてなしに外国人のパートナーも喜んでいた

美味しそうなパンがたくさん。食べきれなかった分はハイキングの行動食としてザックにつめた。

吉野から天川村へ

腹ごしらえをしっかり済ませたところで、宿をチェックアウトして天川村へ向かう。天川村総合案内所の前の「天川川合」でバスを降りる。「大峰」の看板も見られ、いっきに山の奥に来たと感じられる。

この天川村総合案内所で、みたいらい渓谷ハイキングのMAPをいただく。地元のスタッフの方が丁寧にいろいろ教えてくださった。(お手洗いもある)

少し歩くと、「ミタライ渓谷遊歩道」「弥山登山口」という標識とともに、小さな橋がみえてきた。

この橋を渡ってもう少し歩く。

夏休みの子供連れ家族の、川遊びを楽しむ声が聞こえる。

林道をどんどん歩いていく。20分ほど歩いたところだろうか、「みたら渓谷 遊歩道」へ入っていく看板が再度みえてきた。ここからが、遊歩道の始まりのようだ。

 Fahe

遊歩道に入ったら「みたらい渓谷」核心部までは1時間ほど歩きます。

12:00 遊歩道のハイキング スタート

遊歩道に入ると、川の側に、整備された道がひたすら続いている。

川で遊ぶ人たちを少し上から眺めながら、のんびりお散歩。

所々でベンチやテーブルなどもあり、のんびりハイキングにはちょうど良い感じだ。なんといっても、涼しい。

遊歩道を50分ほど歩いたところでようやく「みたらい渓谷」の核心部に到着した。「みたらい休憩所」と呼ばれる休憩所があり、お手洗いや駐車場の利用者で溢れかえっていた。

 

さて、ここから怒涛の「滝、連続ポイント」となる。みたらい滝光の滝→そして「みたらい渓谷」となる。

”みたらいの滝”
”みたらいの滝”
”みたらいの滝”

 

豪快な滝を横目に、遊歩道が続く。滝の勢いによって涼しい風が運ばれてくる。これを浴びながらのハイキングは、ほんとに最高!

”みたらい渓谷”

滝や渓谷のエリアは40分ほど。綺麗な自然を思う存分に楽しんだ。ここからゴールの洞川温泉まではまだしばらく続く。

 

途中で「観音峰登山口」「観音峰登山口休憩所」がでてくる。ここもまた、駐車場やお手洗いがあり、川遊びをする人の休憩所としてだったり、登山をする人たちで少し賑わっていた。

この写真の後ろ側が休憩所

 

ここから少し林道歩きとなる。

 

この日、林道を歩いている最中で大雨にあたってしまった。道路を走る車の水しぶきをプッシャーッと浴びながら、なんかおかしくなってきて爆笑しながら歩いた。

 

傘もささずにびしょ濡れのわたしたちを見て、車の中の人もまた笑ってた。

最後の山歩き

そして、最後の山歩き。

この赤い標識のところを右に入って山道となる

 

山道を30~40分ほど歩く。

なんかちょっと上高地の梓川っぽくない~?とかいいながら歩いた。そんな雰囲気をちょっとだけ感じられた。

14:50 洞川温泉到着

そしてついに洞川温泉街に到着!!出発してから約3時間。写真を撮りながらのゆっくりハイキングだったので、まぁまぁ時間がかかってしまった。(一応、ホームページには2~3時間と書かれていた)

 

ゴールするなりすぐに見えてきた「洞川温泉 ビジターセンター」。この洞川温泉街にはたくさんの温泉宿が点在しているが、木の外観が素敵だったので、吸い込まれるかのようにここに入った。

ビジターセンターという名前もあってか、お土産も豊富でとっても良かった。

 

(ただお土産エリア・休憩エリアが大きく設けられているメリットがある反面、大きな敷地に見えたわりにお風呂の脱衣所や洗面所がとても小さく、混んでいる時間帯には少し窮屈に感じるかもしれないな~、、、と。次くるならまた別の温泉にも行ってみたいな~🌷)

そして、バスの時間まで温泉街を少し散策し、帰路に着いたのでした、、、

ということで「みたらい渓谷ウォーキングコースで涼しいハイキング」は、大成功となりました。いい夏の思い出に。

 

 

 

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