中央アルプス

3日目|檜尾岳から檜尾登山口まで下山。熊のうんちにビクビク。

3日目最終日の朝。6時起床。

檜尾岳(ひのきおだけ)の店主のおかげでぬくぬく快眠することができた。(昨夜の気温は10℃。)

 

2日目|宝剣岳→バリエーションルート→檜尾岳(檜尾小屋)へ寒くて寝られず…ガタガタ震えながら迎えた2日目の朝 夜中、寒くて何度か目を覚ました。10度は下回っていなかったが、ダウンにくるまって寝...

 

お隣さんが使っていたヘリノックス。椅子があるっていいな~。

 

朝日を見ながら軽く朝食をたべる。ハイカーの半分は、空木岳(うつぎだけ)にむけて夜中に出発していた。わたしも行きたかったな~。今回はスケジュールに余裕がないのと、ひとりだと不安だったので、また次の機会に…。

6:45 檜尾小屋 出発

檜尾小屋でまた飲み物だけ(半日分として1L)を購入し下山を目指す。予定では行動時間4時間半。桧尾登山口まで下山し、桧尾橋バス停でゴール。

 

朝食はすでに食べたのと、昼前には下山予定だったので行動食としておにぎりだけテン場で準備をしておいた。プラス、念のため、もしあたたかいもの汁物が飲みたくなったときのお湯を沸かす用に、湧き水も汲んでおくことにした。

水場は、テン場から15分ほど下山ルートを進んだ箇所にある。

 

 Fahe

「今回学んだこと→縦走には浄水器、いる。」

浄水器がないので、飲む用は小屋で買うしかなく、500mlのお水に600円×数本がなんだかもったいなく感じてココロが痛かった…

これは来月の買い物リストに、IN!

 

さて、3日目も天候はパーフェクト!
朝からまた雷鳥の親子の歌声に癒されながらるんるん下っていきます。

 

 

前半は、まさに山のてっぺんを歩いてる!と感じる、緑あふれた道が続き最高にきもちがよかった。

07:07 小檜尾岳

 

檜尾登山口から檜尾岳を結ぶこのルートは「檜尾尾根ルート」と呼ばれ、梯子や鎖場もあってまぁまぁきついよ~とは聞いていた。たしかにうわさ通り複雑な箇所もあり、ここを下山するのはいいけど登るのは絶対嫌やな~と思う場面が多々あった。

 

だがそれすらも楽しめる、ありがたい天候だった。そして昨日のバリエーションルートと比べるとよっぽど安心できるレベルでホッとした。

08:06 シャクナゲのピーク

 

1時間弱進んだところだろうか。山の中に入っていくと、なにやら動物のうんちが..

大きさ的に、小動物ではなさそうだ。この場所では今年クマの目撃もあるので、いっきに身が引き締まる。

 

ザックから鈴を取り出した。この日は登山者をみかけることもほとんどなかったため、少しの音でもビクビクしてしまう。恐怖を拭い去るためにジュディマリの鼻歌で自分の背中を押す。

 

半分ほど進んだところで、昨日のあの男の子2人が後ろからやってきた。あ~やっと人気(ひとけ)が。「また温泉地で会いましょう!」と、そのあとスタスタと追い抜いていったが、少し先に人間がいるんだと思うと、恐怖心は消えていった。

 

残りの後半もどんどん進みます。

11:03 檜尾登山口にゴール!

出発から4時間15分で、予定通り桧尾登山口にゴール!ここから桧尾橋(ひのきおばし)バス停まで10分ほど歩きます。

 

バスの間隔は、毎時間の06分と36分に運行(420円)。11:06にはニアミスで間に合わんな~と思っていたら、ラッキーなことにバスが少し遅れていたため、ちょうど乗り込むことができた。
バス情報
バスの運賃

 

ふう。3日間、安全に完歩することができてほんとによかった!ここから菅の台バスターミナルへ戻り、温泉に入ろう~!

木曽駒ケ岳から下山後にはこまくさの湯がおすすめ

下山後、バスの中で温泉地をいくつか調べていた。バス停から近く、人気そうな施設がこの2つ。

 

こまくさの湯 700円 10~21:00時 水曜日定休日 HP
こまゆき荘 620円 6:00~21:00時
(10時半~11時半を除く)
第1・第3木曜日 HP

 

どちらもお食事処も併設していて露天風呂もある、大きな施設。わたしは、バス停のすぐそばにあるこまくさの湯を選んでみた。

 Fahe

こまくさの湯は、「菅の台バスターミナル」から徒歩5分、もしくは、菅の台バスターミナルの一つ手前にある「菅の台」の目の前です♪

混雑してるかもな~と思っていたが全然そうでもなく、広々。平日の14時頃だったのでこんなもんか~。

 

眺めの良い露天風呂でしっかりカラダをほぐし、温泉から出てからはさらに「休憩所」で休ませてもらうことに。入ってみるとこりゃまたなんともユルい空間で驚き。

ハンモックに、マッサージベッド。みんな雑魚寝でグーグー寝ている。地元のスーパー銭湯に来たかのようだ。

 

地元と違うのはひとつだけ。外に見える景色の壮大さだ。こんなところで休憩しちゃったら、もう帰りたくなくなる。

ちょこっとマッサージしようと寝転んだら、すっかりベッドで居眠りしてしまってた。起きてアイスを食べたり。そんなこんなで1時間ほどゆっくり過ごした。帰りの高速バスが4時45分。それまで至福の時間だ。

 

実は今回わたし、温泉に入りたかったのに菅の台バスターミナルを通り過ぎ、間違えて駒ヶ根駅まで戻ってしまいました。(駅にきて気づき、また戻りました。)
駒ヶ根駅の周辺はスーパーやごはん屋さんはありますが温泉はないので、高速バスや電車を使ってアクセスした人も、温泉にいくならまず「菅の台バスターミナル」や「菅の台」でおりてね♪この周りはちょっとした観光地になっているのでお食事するところや温泉がたくさんあります。

 

最後のしめは駒ケ根駅のカフェレストランbien bien

さて、路線バスに乗って、改めて駒ヶ根駅に向かう。高速バスを待つ間、40分ほど時間があったのでどこかでコーヒー飲みたいな~と調べて出てきたのが、こちらの「bien bien」さん。高速バスの乗り場からたったの3分。

 

口コミにも「高速バスの待ち時間に利用してすごく良かった」と、いいレビューがたくさんあったので、同じように利用させてもらうことに。携帯の充電コーナーが用意されているのも素敵な心意気で、うれしいです。

オーナーさんのセンスが光る素敵な店内

 

息子による心を込めた薫り高い自家焙煎珈琲。女性店主が10年間勤務していた南信州ビールでの経験を活かし、壁面に設置した11本のタップから地元南信州ビール・全国各地の地ビールの提供など、どれをとっても「ここならでは!」の心がこもったおもてなしでお迎えします。

携帯の充電器コーナーもご用意しています。

店名 bien bien
営業時間 11:30- 26:00
定休日 毎週月曜 第2第4火曜日
電話 0265-98-5380
FAX 同上
住所 〒399-4112
長野県駒ヶ根市中央17-26
店舗詳細(URLなど) http://beercafe-bienbien.jp/index.html
https://www.facebook.com/beercafebienn/
駐車場:2台

コーヒーが飲めたらな~と思って入ったが、お隣のマダムが食べてた唐揚げを見た瞬間にもう決めた。他にもそそられる食事メニューがたくさんあったが、唐揚げ一択だ。

モリモリのご飯とサラダつきで1,000円。唐揚げもモリモリ。味が染みていてジューシーで、すごく美味しかった。

 

登山帰りの汚い服に大きなザックで場違いじゃないかな~とか思っていたら、さっきのマダムが、お隣から興味深々で話かけてきてくれた。そこから話がたくさん弾んだ。

 

さらには「バスでこれ食べて」と、おしゃれなパンのおすそ分けまでしてくれて、それを店主の方が、食べきれなかった唐揚げと一緒に可愛く包装してくれた。

 

これで、バス休憩の楽しみができた~♪

最後の最後で地元の方にこんなおもてなしをしていただき、最終日にすごく幸せな締めくくりとなった。優しくしてくださった方々に感謝をするとともに、またたくさんの勉強となった、山行でした。

 

2日3間のひとり旅、これにて fin . 

 

 

 

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