奈良に越してきて丸2年がたった。
大阪生まれ大阪育ちのわたしは、20代で初めて実家を出てからこの奈良の家で腰を据えるまで、
大阪で一人暮らし→
大阪で新婚マンション暮らし→
離婚をしてから大阪で一人暮らし→
引越ししてまた大阪で一人暮らし→
海外に移住して一人暮らし
と、幾度の引っ越しをして、様々な家に住んできた。そして奈良のこの家に住み始めてから2年たち、初めて知ったことがある。
それは「賃貸暮らしには2年に1回の更新月がある」ということだ。
2年更新なんて聞いてないよー!
その日、わたしはいつも通り登山店で働いていた。休憩中にスマホに届いた「銀行引き落とし」の通知。きっと賃料やな~と思い何気なくネットバンクの口座をクリックして目を疑った。いつもより4万円も多く、引き落とされていた。
ん?
ただでさえ、今月はアルプスにいったり登山道具を買ったりと、余裕がないのに。4万円も多いってどういうこと…!
いてもたってもいられず休憩中に管理会社に電話を入れた。なにかの間違いであってくれーと祈った。
だが電話の向こうから聞こえる優しい声のオペレーターさんに「更新月なので更新費用でございます。」と淡々と諭された。
「あ、そ、そうですよね、念のため確認したかっただけなのでーははははー」と、4万円なんてへっちゃらですよ~んと大人を演じて電話を切った。
本当のわたしとしては、正直この4万円はかなり痛かった。(アルプス2回いけるやん!)っていうか更新費なんかすっかり忘れていた。契約したときにたしか不動産の人が言ってたような。
実はそろそろもう少し家賃の安いところへ引っ越しを検討していたのもあり、このタイミングで更新費用がかかってしまったこと、それを知らずにのんびりしてしまってたことが非常に悔しかった。悔しいし、こんなんで悔しがってる自分もなんか情けないし。
当分モヤモヤしたが、仕方ない、これもまた勉強代としてくれてやろう。と、落としどころをつけて忘れることにした。
大阪ではかからなかった更新費。
さて、わたしが今までそれを知らなかったのは、なんと「大阪では更新費用はかからないから」ということを知った。
「2年更新」というのはあっても、更新月に費用がかかったことは今まで一度もなかった。
全国の賃貸契約による更新費用について
引用:国土交通省「民間賃貸住宅にかかる実態調査」の結果
都道府県 | 更新料を徴収する割合 |
---|---|
北海道 | 28.5% |
宮城県 | 0.2% |
東京都 | 65.0% |
神奈川県 | 90.1% |
埼玉県 | 61.6% |
千葉県 | 82.9% |
長野県 | 34.3% |
富山県 | 17.8% |
愛知県 | 40.6% |
京都府 | 55.1% |
大阪府 | 0% |
兵庫県 | 0% |
広島県 | 19.1% |
愛媛県 | 13.2% |
福岡県 | 23.3% |
沖縄県 | 40.4% |
気になり、全国を調べてみた。やっぱり大阪は0%!
ちなみに、更新費用の相場も様々だ。わたしは今回、家賃の40%ほどの金額だったが、多くの場合、家賃の約1ヵ月分が相場のよう。人気エリア、人気物件などの場合には2ヵ月分、となっていることもあると知り、驚愕だった。
4万円でキャーとなってたけど、まだ安い方だったんか…みんなえらいな~2か月分を更新費用として支払ってるなんて、立派な大人だ。
みなさん登山の道具費用や遠征費用はどうしてますか?
さてさて今日の日記は、更新費のことを愚痴りたいわけじゃないんです。みんな日々生活しながら趣味の登山費もやりくりして、どうやってるのかな~と気になって。
わたしは登山店で働きながら自宅で本業しながらも、毎月貯金できたりできなかったりと、充実して楽しい生活の裏で、お財布は不安定な毎日を生きてます。
そりゃあみんながんばって働いて、やりくりしているんだと思うのですが、登山って意外とお金かかりませんか…?😿
とくに夏場は遠征費用が毎月かさみます。それに欲しい道具も絶えないし。
わたしは最近、登山道具なにか一つ買いたくなったら、家にある不要なものをひとつメルカリで売る、ということにチャレンジしています。
これが意外と効果があって。不要なものを売ったお金で新しいものを買う、というサイクルがうまく回ってきました。ものを減らして身軽に!というUL思考にも繋がり、気持ちもスッキリ。
遠征費に関しては…もう開き直るしかない。
夏だから、アルプスにいきたいから、ロングトレイルにいきたいから、人生一回きりだから!
お金はどうにかなる!と。
なんて。
みんなちゃんと節約したりしてるのかな~。どんな工夫してるのかな~。そんなことを考えているこの頃です。